4:
◯山口委員長 それでは、休憩を解いて再開をいたします。
ここでまず市長の出席を頂いておりますので、ごあいさつをお願いしたいと思います。
市長。
5:
◯上村市長 民生文教常任委員会開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
先ほど白鳥小中学校、皆様方にも御覧を頂きました。もう御覧いただいたとおり、もちろんこのGIGAスクール構想自体が実機を入れることがもちろん目的ではなくて、それを使ってどういう教育していくかというところでございます。議員の皆様方の御理解、御賛同も賜りまして、東かがわ市は比較的早い段階で機器を整備することができました。それもあって、様々なサポート、教職員の先生方の教育、研修というところも進めてきて、今に至っているところでございます。先生方、校長先生もおっしゃられてたとおり、まだまだ課題もありますし、もう走りながら考えないかんところが大きくあるなというふうに思っております。その点もまた含めて、皆様方からも御意見、御議論賜ればと思っております。本日もよろしくお願いいたします。
6:
◯山口委員長 ありがとうございました。
続きまして、教育長よりごあいさつをお願いいたします。
7:
◯竹田教育長 学校の参観に続いて
委員会の審議ということで、今日御覧いただいたとおり、これからの予測が難しい世の中どう生きていくかとか、世の中をどうつくっていくかと、そういうふうな大きな課題を背負っている子どもたちに、そういう中で生きていく力を育てるといいましょうか、それが1番大きな狙いなんですけども、その1つの
ツールとして、ICT環境を生かした教育環境ということになるわけですけども、実際、今日見ていただいたとおり、いろんな成果もありますし、それから逆にちょっとここは課題ということも幾つか示されていました。まだまだたくさん問題点もありますし、各市町によっても大きな差もありますし、全国的に見てもいろいろな取り組みが今行われてます。今日、校長先生のほうからは、まだ学校間の交流までは行ってないということでしたけど、そんなのも視野に入れながら、これからの方向性等々検討していただけたら有り難いかなと思うところです。どうかよろしくお願いいたします。
8:
◯山口委員長 ありがとうございました。
続きまして、議長よりごあいさつをお願いいたします。
9:
◯井上議長 本日、
民生文教常任委員会、GIGAスクール構想についての調査であります。コロナ禍ということで、なかなか我々
委員会、また議会、教育現場の視察等できない状況でありました。先ほど現場を見させていただいて、
委員各位それぞれ感ずるところがあると思います。そういった点を踏まえて、この後、質疑等をしていただけたらと思います。よろしくお願いします。
10:
◯山口委員長 ありがとうございました。
それでは、学校教育課からの説明を求めます。
学校教育課、片山課長。
11:
◯片山学校教育課長 先ほど御覧いただいたように、学校現場のほうではタブレット端末を導入させていただき学習を進めているところでございます。資料の補足説明につきましては、各グループリーダーのほうからさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
12:
◯山口委員長 児嶋グループリーダー。
13:
◯児嶋グループリーダー それでは、私から資料を基に説明させていただきます。
資料1ページ目をお願いいたします。はじめに導入経過、現状について御説明いたします。GIGAスクール構想はタブレット端末を
児童生徒に1人1台整備することにより、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、創造性を育む教育、ICT環境の実現を目的としております。タブレット端末の導入については、当初、令和2年度から令和5年度にかけ段階的に整備する計画でしたが、コロナ禍における学びを保障するため令和2年度に前倒しし、全
児童生徒数を整備いたしました。タブレットの台数については当初1,670台を整備し、現在は
児童生徒数の減少に伴い1,587台を使用しております。
次に、タブレット端末用の充電保管庫は、現地で御確認いただきましたように各クラスに1台、そしてモバイルルーターは校内学習や体育館、運動場などでも使用できるように整備いたしました。
2ページ目をお願いいたします。タブレットに導入されているアプリケーションソフトについては、資料にありますとおりのソフトを導入しております。
次に、子どもたちが安全に使用するためのセキュリティ対策としてフィルタリングソフトなどを導入しております。また、子どもたち1人1人に割り当てるパスワードはランダムに設定し、
児童生徒本人と保護者のみにお知らせしており、他の自治体で発生しましたタブレットのパスワードの運用により、いじめ、自殺につながった事件のような事態には陥らないように取り組んでおります。なお、GIGAスクール構想における総事業費については総額で9,620万円余りとなっております。
14:
◯山口委員長 水口グループリーダー。
15:
◯水口グループリーダー 続きまして私から、活用、取り組み状況について御説明いたします。
取り組みにつきましては、2ページ下段の表にありますように、各学年ごとに目標を立て取り組んでおります。授業での取り組み状況につきましては、学年に応じた取り組みを進めており、具体的には表の右側にあるとおりでございます。
3ページをお願いいたします。学校での活用は、先ほど白鳥小中学校で御覧いただいたとおり、Teamsを使っての学習など、タブレットが子どもたちの教具の1つになっています。引田小中学校、大内小学校、大川中学校でも同様に活用が進んでおります。また、ICT支援員は先ほど紹介させていただいた方にお願いしており、授業のサポート、ICT機器の不具合などにも対応していただいております。白鳥小中学校で勤務しておりますが、必要に応じて引田、大内地区においても積極的に指導、支援に当たっております。
次に、各家庭への持ち帰りへの対応につきましては、接続環境の確認を完了しており、Wi-Fi環境のなかった家庭にモバイルルーター44台を貸出しし、これにより全ての
児童生徒が家庭でもタブレットを利用して学習できる環境となっております。現在、各学校ごとに子どもたちの発達段階に合わせて持ち帰りを実施しております。
最後に今後の取り組みについてでございますが、学校間での交流を行ったり、また学級閉鎖や、それから不登校
児童生徒への対応として、タブレット端末を利用して学校とリアルタイムに連絡が取れるようにしたり、課題やドリル学習等を有効利用できるよう取り組んでいきたいと考えております。
以上、補足説明とさせていただきます。
16:
◯山口委員長 それでは、説明が終わりましたので、これよりGIGAスクール構想の進捗についての質疑を行います。
質疑のある方は挙手お願いいたします。
工藤
委員。
17:
◯工藤(潔)
委員 AIドリルを体験版で利用しているとのことでしたが、そのAIドリルの利用状況をお伺いするのと、そのAIドリルを今後どのように活用していくのか、また新たなアプリ等の導入の予定はあるのか、そこらについてお伺いいたします。
18:
◯山口委員長 片山課長。
19:
◯片山学校教育課長 AIドリルにつきましては、
児童生徒それぞれ個々に応じた問題が作成されたり、それを解いていく上でどこにつまづいているのかというところも先生方が分かるようになっておりますので、効果的であるというふうに思っております。利用状況につきましては、持ち帰り時に活用しております。多数の
児童生徒がこのAIドリルを活用しているような状況でございます。
今後の利用状況につきましては、今後の利用状況でありますとか学習の進み方、
児童生徒の学習の定着などを検証しながら、学校現場と協議をしながら検討していきたいと思っております。いずれにしましても、その学習活動の上では効果的であると考えておりますので、どういったアプリケーションを入れたらいいか、ソフトを入れたらいいかというのも検討しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
20:
◯山口委員長 ほかにありませんか。
宮脇
委員。
21:
◯宮脇委員 現在、ICT支援員が1名配置というところなんですけれども、この1名で本当に足りているでしょうかというところなんですけど、学校現場だけじゃなくて、指導監督する教育
委員会側とかほかのところで1名だけで大丈夫なのかなというところはどんなでしょうか。
それともう1点は、今日もすごい素晴らしい活用をされてて、先生方の御負担というのは現場で聞いたら良かったんですけども、今どのような状況かということと、先生方が行っている研修というのはどのようなものを行っているのかというのと、3点お願いいたします。
22:
◯山口委員長 片山課長。
23:
◯片山学校教育課長 ICT支援員が1名で足りているのかいうところでございますけれども、市内6つの学校がございます。それに対して統一した考えでICTの推進を図っているところでございます。確かに忙しく動いていただいてるというところは認識しておるんですけれども、市内どういった考え方で進めていくのがいいかというのは、もう方向性が決まっていけば人数を増やしていくことも可能かなというところでございますけれども、今現在は1名の方で市内統一したもので進めていきたいというふうに考えております。
先生の負担につきましては、当然、新しく取り組むものでございますので、負担になっているものはあると思います。しかしながら、このICTを活用することによって今後の負担が減るところもございますので、そういったところを検討しながら進めてまいりたいというふうに思います。
研修の中身等につきましては、児嶋グループリーダーのほうから説明させていただきます。
24:
◯山口委員長 児嶋グループリーダー。
25:
◯児嶋グループリーダー 研修については、今、情報担当の教員を中心に各校1名程度で研修のほうを行っております。内容につきましては、学校での活用方法、またデジタル教科書の研修とかTeamsを使ったオンライン研修も行っております。また、持ち帰りのルールづくりについても検討いたしております。
以上です。
26:
◯山口委員長 ほか、ありませんか。
大田
委員。
27: ◯大田
委員 今日はどうもありがとうございます。それで、本当に見て、私たちの時代というか、もう全然違った学習をしているのを肌で感じて、東かがわ市は市長が先ほど言ったように、早めのタブレット購入いうことでどんどん進んでいると思います。その中で何点かお伺いしたいと思います。
まず1点目ですが、タブレットは大きさが、机のところで割と小さかったと思うんですけど、それを打ってるのを見ましたら指で打ってる方が多かったんですけど、こちらの資料の中の2ページのところに、中学生はローマ字入力練習を兼ねてタイピングを習得いうような形になってるんですが、これ3年生で先ほどローマ字を習うと言ったんですが、低学年で遊ぶときにもタイピング、そういうことを今後されるのか、ある程度になってからするのか、早いんだろうと思うんですけど、その辺り1点と、それから端末を持ち帰ったりした場合の紛失した場合とか、それから損傷した場合、そういった場合はどうなるのか。それからもう1つ、こちらの資料の中で土曜日授業でプログラミングとかタイピングの学習とあるんですが、土曜日授業は全員参加ではないと思うんですが、その辺りを1点伺うのと、最後にこれ近いですので、ここの資料にありますが、機器更新が必要となるいうことは大きな課題だと思うんです。今のところ国からも県からも何もないと思うんですが、この辺りのところについてお伺いいたします。
28:
◯山口委員長 片山課長。
29:
◯片山学校教育課長 3年生からローマ字というところで、教育の指導の関係では小学3年生からローマ字の勉強が始まるというところでございます。ここについては現場と協議をしながら早めるかどうかというのもあるんですけれども、原則としては3年生からの指導になると考えております。
それから、紛失、若しくは故障についてでございますけれども、各学校でそのタブレットの端末に関してのルールづくりをしていただいております。その中には、故意に故障させたりとか紛失をしたというところがあれば御負担いただくこともあるというふうなルールをこちらのほうから進めております。
それから、土曜日授業のプログラミングについですけれども、当然、全員の方が参加していないというところでございますけれども、授業の中でも当然、プログラミングの授業を実施しております。それプラスというところで土曜日授業で経験を積んでいただいているというところでございます。
それから、更新、多額の費用が掛かるというところは認識しております。これらにつきましても、今のところ現在、国・県で補助制度というのは公表されておりませんので、これらにつきましても県・国への要望については、これからも図っていきたいなというふうには考えております。
以上です。
30:
◯山口委員長 大田
委員。
31: ◯大田
委員 タイピングの問題ですが、今日見せていただいたところ、全員ではないんですけど、先ほども言ったようにこんな感じで打ってたんですよね、こういう形で。多分、それが早いんかもわかりませんが、私たちが習得していたときは本当にそういったマニュアルがあって、もう手で感覚で覚えていくいう、そういう教育をされたらいかがかなと思います。それがまず1点目と、本当にこれ、AI機器とかいろんなのを使って、本当に授業もドリルも先生も採点もAIのほうでやってくれる、すごく進んでると思うんですけど、やはりコミュニケーションですね。子どもたちにおいては五感、やっぱりその辺りも必要だと思うので、見てたら、コロナ関係か分かりませんが、もう全然しゃべらないし、そういうような時間がたまたまの時間かもわかりませんが、このプログラミングとかいろんなこういうGIGAスクール構想、それも大事だと思うんですが、それも並行して五感も大事にするような、そういうところが必要でないかと思います。
それと、また質疑なんですが、これ保護者はすごく心配してると思うんですね。保護者のいろんな課題とかそういうのも多分恐らくキャッチボールはされてると思うんですが、校長先生のお話でしたらゲームとかそういうなんはできないようになってると言うんですが、自宅に持って帰った場合の家庭とのルールとかいうのは、きちんと書類とかそういった形でされているのか、その点についてお伺いいたします。
32:
◯山口委員長 片山課長。
33:
◯片山学校教育課長 タイピングは指でやってるというところを御覧になっていただいたと思います。まだ慣れてないところもあるんでしょうけれども、これらにつきましては、パソコン教室にパソコンがございますので、そちらのほうも活用しながら子どもたちが成長できるようにしたいというふうには考えております。
それから、AIドリル等を入れてICTが進んでコミュニケーションがというところがございます。当然、こちらのほうにつきましては、ICTと今まで取り組んでいたような学習、アナログといいますか、そちらバランスを取りながらというところは、当然、必要になってくると思います。そちらにつきましては、現場と協議しながら、どういった現状かというのを把握しながら進めていきたいというふうには考えております。
それから、保護者への持ち帰りのルールというところでございますけれども、各学校は持ち帰りを管理しております。このときに、当然、学校のほうからルールを作って保護者のほうには配布をさせていただいております。
以上です。
34:
◯山口委員長 大田
委員。
35: ◯大田
委員 例えば、家庭からのこういった課題とかいうのがもしあれば紹介していただきたいと思うんですが。
36:
◯山口委員長 片山課長。
37:
◯片山学校教育課長 東かがわ市内の保護者の方の御意見というのは、直接は聞けてないところが現状でございます。しかしながら、今回デジタル庁のほうが、保護者、それから教員等にアンケートを取っております。その中の御意見としましては、情報モラルであるとか、情報のリテラシーの周知が当然必要であると、不可欠であるという御意見も頂いておりますし、個々の教員によってそのICTに対する考え方の温度差があるというところも問題として考えているようです。それから、子どもたちの目ですね。視力であるとかそういった影響がないのかという心配もあるというところは受けておりました。
以上でございます。
38:
◯山口委員長 大田
委員。
39: ◯大田
委員 今、課長がおっしゃったように、視力の問題はすごく大事だと思うんですね。
画面は相当小さいような感じもいたしました。それから、いろんな資料を見ても、お家でもゲームとかされるところがあると思うんですが、視力は全国平均を見てもすごく下がってきております。それから、香川県の視力もどうしても下がってきております。その辺りもしっかりと気を付けていきながら進めていっていただきたいと感じております。
40:
◯山口委員長 答弁は要らないですか。ほかに質疑のある方。
東本
委員。
41: ◯東本
委員 こういうGIGAスクール構想そのものが、これは国の戦略というのか、そういうところから来てるんですが、私は去年の新型コロナウイルス感染時の学校休業のときにこれが対応できるんだなと思いよったんですよ。簡単でないというのはよう分かるんです、今。今後、そういう学校が休業になったときにこういう活用ができるような準備がいつ頃できるんだろうかという心配がありますが、どんなんですか。
42:
◯山口委員長 竹田教育長。
43:
◯竹田教育長 長期休業とか何か学校が通常の教育活動ができない状況、そういうふうなんに対応することについてですけども、どういうふうな形、どういう中身を行っていくかということで随分変わっていくとは思うんですけども、今日紹介しましたAIドリル関係とか、この辺りを中心にして、今は長期休業の場合は学習の定着といいましょうか、そういうふうな形はもうすぐにでも対応していけると考えています。それから、新しい事業を進めていくということについては各家庭での事業ということになるんですけども、これも全戸が一斉にというのは、今、容量の問題があって難しいところはあるんですけども、学年を限定しながら進めていくとか、そういうふうな具体的な計画については今検討しているところです。いずれにしましても、長期休業等々についての対応ができるような形を構築しているというところでございます。
44:
◯山口委員長 東本
委員。
45: ◯東本
委員 別の問題なんですが、先ほどもありましたが、私は先生方の負担が増えるんでないかという心配はあるんですが、同時に教育の在り方として先ほど大田
委員からも五感が大事だというふうに、私もそれを非常に心配しております。匂いをかぐ、味わう、触れるというようなことがなくなるという問題ですね。それと、教育そのものから言うと、やっぱり集団の中で社会性を身につけて主権者になる準備をすると、これが教育の原点だと思いますけれども、こういうのがふとすると弱まると。そもそも私、心配してるのは、文部科学省が推進するとなってるんだけど、背景には経済産業省が非常に進めようという背景にあるということになると、学校の学習から外れたような弱点が生まれるんでないかと思うんですが、ちょっと抽象的かもわかりませんけど、今そういう問題に対してどういうふうな対応をしようとしているのか伺います。
46:
◯山口委員長 片山課長。
47:
◯片山学校教育課長 ICTの機器を学校現場に導入してどんどん活用していくと、集団活動であるとか、そういったものに弊害が出るんではないかというところでございますけれども、当然、先ほども申し上げましたが、ICT機器の活用とアナログ、今までやってきたような教育活動、そのバランスを取りながらというのが当然必要だというところがありますので、そういった取り組みは進めてまいりたいというふうには考えております。
それから、経済産業省のという御意見がございましたけれども、そういった認識ではなく、国から方向性が出されたものについては、東かがわ市の教育でICT機器を活用しながら子どもたちのための活動になるようにというふうには考えて進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
48:
◯山口委員長 ほかに質疑はございませんか。
井上
委員。
49: ◯井上
委員 基本的なことでお伺いします。今、教育長の言葉の中にもあったんですが、全校生徒が一度に一斉に使う場合、その通信について障害があるのかないのか、その点についてと、もう1点は、端末のログインの際、この場合に個別のログインのパスワード、それか共通のパスワードになっとるのか、その点について2点お伺いしたいと思います。
50:
◯山口委員長 片山課長。
51:
◯片山学校教育課長 一斉休校になった場合とかいうことでございますけれども、今現在整備している通信環境では全ての
児童生徒が一度に双方向のオンライン授業ができるかというと、そこは不可能でございます。時間割を工夫したり、先ほど教育長が言いましたように学年で割ったりというところで考えていきながら、1日に1回はどの
児童生徒も先生と通信をしながら、健康観察であったり課題の確認等ができるようには取り組んでまいりたいというふうには考えております。
それから、ログインの関係ですけれども、
児童生徒1人1人にランダムで割り振ったパスワードを割り付けております。それにつきましては説明もさせていただいたんですけれども、
児童生徒、それから保護者のみが知ってるというところでございますので、そういった運用で進めてまいっております。
以上です。
52:
◯山口委員長 井上
委員。
53: ◯井上
委員 全校生徒一度にというのはなかなか難しいというようなことです。将来的にそういったケースも、だんだんに使用頻度が上がるにつれ、そういう機会もあろうかと思います。その点について、文部科学省の方針、経済産業省かもわかりませんが、その辺りの動向についてはどうなっておるのかという点を再度お聞きしたいと思います。
54:
◯山口委員長 片山課長。
55:
◯片山学校教育課長 将来的にどういった方向で行くかというのは、もう情報を収集しながら、子どもたちのためになるような環境整備というのは当然続けていくというふうな考え方で、我々進めてまいりたいと考えております。
56:
◯山口委員長 井上
委員。
57: ◯井上
委員 今度は違った視点ですが、校長先生、支援員の方からもお話がありました。子どもたちは非常に機械に慣れておるというか、使用も上達が早いということでありました。そこで問題になるのは、やはり先生の指導ということになります。いろんな報道等で聞きますと、やはり教師間で上達というか、精通した人がいるいない、その点が指摘されてもおります。そういったことで、研修実績、GIGAスクール研修会、令和2年度、3年度、資料で頂いております。この回数で十分なのかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。
58:
◯山口委員長 片山課長。
59:
◯片山学校教育課長 教員にそれぞれ差があるだろうというところは、当然、我々も認識はしております。それに対応するための研修でありますとかいうのは、昨年度でありますと6回、今年度につきましては5回集まってというか、オンラインも使ってですけれども、合同の研修会を予定しております。
それから、ICTの支援員が、ちょっと苦手な人、苦手な先生に対しては個別に指導するという場面も作っておりますので、この差をできるだけ埋めていきたいというふうな考えで我々は取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
60:
◯山口委員長 井上
委員。
61: ◯井上
委員 そのように対応をお願いしたいと思います。校長先生のお話の中にもありましたように、読売新聞で報道されておりました情報モラルの問題であります。先進地の自治体を調べてみますと、教育
委員会のホームページの中にいわゆるタブレットの使い方等々、子どもにも家庭内での使い方等にもすぐ分かるようにホームページで掲載しておるというような形も報道されております。我が市全体のホームページの更新等もあります。これについて、当教育
委員会の考え方、その点について分かりやすいような家庭への周知、それについてお伺いしたいと思います。だから、子どもがどういう授業をしておるか、そういった内容についても、学校側と家庭と情報共有の点についてどう考えておるのか、その点についてお伺いします。
62:
◯山口委員長 中川教育部長。
63: ◯中川教育部長 それぞれ情報共有は本当に大変でございます。そういう中で、まずは学校のホームページを利用した保護者間との共有、ここが大事になってこようかと思います。そしてまた、東かがわ市のホームページも利用してどうリンクさせていくか、ここら辺りも検討しながら進めていきたいというふうに考えております。
64:
◯山口委員長 竹田教育長。
65:
◯竹田教育長 子どもと保護者への教育内容の共有といいましょうか、学校との共有については、先ほどの教員の研修とも関わってくるわけですけども、技術的な教員の研修は先ほど申したとおりの研修で行うわけですけども、授業の中でこういう場面でこういうふうに使えるんだという、そういうふうなのを蓄積していきながら、そういうふうな部分を先生方が共有できるような形、それをまた先ほど言いましたホームページ等々で、こういう単元でこういう授業ができるんだとか、そういうふうなのはホームページとかあるいは学校だより等々で発信していって、保護者、学校、また
委員会で共通理解を図っていければというふうには考えております。
66:
◯山口委員長 井上
委員。
67: ◯井上
委員 もう1点、情報モラル、これも読売新聞にも出ておりました。他人のパスワードになりすましで書き込み等、当然、いじめ等の心配されるわけですが、そういったケース。そしてまた、インターネットを接続して、いろんな子どもには普通見たらいかん
画面を検索して見た経緯があると。子どもたちは非常に速いんで、そのガードを破る、その手法まで身に付けておる子がおるというようなこともあります。これはもう極端な例ですが、その辺り等も踏まえて、今は最初の段階ですんで、後々そういったことも発生するかもわかりません。その辺り準備万端というか、その辺りの点について考え方をお聞かせ願います。
68:
◯山口委員長 片山課長。
69:
◯片山学校教育課長 いろいろな子どもたちがいます。使い方についても、どんどん使っていく子についてはいろんな使い方をやってるというところもございます。こちらといたしましては、ログというか形跡というのは追えるようになっております。そういったところもチェックしながらですけれども、注意をしていきたいというふうには考えております。
70:
◯山口委員長 ほかに質疑はありませんか。
大田
委員。
71: ◯大田
委員 この資料の導入経過・現状というところに、誰一人取り残すことなく1人1人にということを述べられていると思うんですが、不登校の方が多分いらっしゃると思うんです。その方は学校に来れない、タブレットにも触れられない、家庭に帰ると、先ほどの御説明では各家庭にWi-Fiの分を全部できてないところはモバイルか何かでやっているということなんですが、その辺りはどうしているのか、その点についてお伺いいたします。
72:
◯山口委員長 片山課長。
73:
◯片山学校教育課長 委員御指摘のとおりだと思います。不登校であるとか、長期入院で学校に来れない
児童生徒というのも中にはおられます。そういった方についてはタブレット端末を持って帰っていただいて、教師とのやり取りでありますとかいうので、不登校が通常の登校につながるような活動を今のところやっております。
74:
◯山口委員長 大田
委員。
75: ◯大田
委員 そしたら、手法として、不登校の方がいらっしゃいますよね。そしたら、タブレットは多分学校にありますよね。その家庭にもう持って帰ってるんですか。
76:
◯山口委員長 片山課長。
77:
◯片山学校教育課長 家庭のほうに持って帰っていただいて活用していただいております。また、いろんなところでも使っていけるようにいうことで、不登校が治るような方向で持っていけたらなというふうには考えております。
78:
◯山口委員長 大田
委員。
79: ◯大田
委員 そしたら、御家庭のほうでAIドリルとかそういうような形で授業のほうも進められていると理解してよろしいんでしょうか。
80:
◯山口委員長 片山課長。
81:
◯片山学校教育課長 授業のAIドリルでありますとか先生からの課題というのは、当然タブレットを使ってできますので、そういった活動で授業というんではないんですけれども、学習につなげていっているというのが現状でございます。
82:
◯山口委員長 大田
委員。
83: ◯大田
委員 これ、できるだけそういうことを使ってでも学校に来れるような形、そういう形で1人でも不登校の子が学校に行って皆さんとできるような、そういう指導をしていただきたいと感じております。
それと、先ほど井上
委員が言ってたように、そことも関連するんですが、東京の町田のところで、拡散されて自殺された方、またいろんな報道でいろんなことを保護者も子どもたちもそれを知っております。その辺りの取扱いの注意を本当にしていただきたいなと、これはお願いでございます。
それともう1点、資料の3ページのところにTeamsというのを今使ってると思うんですが、これ無料版と有料版があると聞いておるんですが、東かがわ市で使っているのはどちらになるんでしょうか。その点についてお伺いいたします。
84:
◯山口委員長 児嶋グループリーダー。
85:
◯児嶋グループリーダー 導入しているものにつきましては、Office365を導入しておりますので、その中の1つのアプリとして利用しております。
86:
◯山口委員長 もう少し分かりやすく。
87:
◯児嶋グループリーダー 無償版でございます。
88:
◯山口委員長 よろしいですか。
暫時休憩します。
(午前11時29分 休憩)
(午前11時30分 再開)
89:
◯山口委員長 それでは、休憩を解いて再開いたします。
片山課長。
90:
◯片山学校教育課長 いじめが自殺につながった事件というのは、いろんなところで聞いております。それがタブレットが起因したというところは残念ではございますけれども、私どもそういったことがないようにというところで、子どもたちがどういったアクセスをしているのかというのもログを確認しながら、ICT支援員を中心にそういったところをチェックしながら、タブレットがいじめにつながらないというような方向で進めていきたいというふうに考えております。
それから、チャット機能というのがございますけれども、今のところ東かがわ市はチャット機能を子どもたちが使えないような状況にしております。それが情報モラルが確立できた段階では、そういった便利なものは使っていただきたいというふうには考えておるんですけど、今のところそのチャット機能というのは使えないような状況で設定をしております。
以上です。
91:
◯山口委員長 大田
委員。
92: ◯大田
委員 先ほど無償ということをお伺いいたしました。これは自治体によっていろいろ違うのですが、自治体によっては有料版で高度なアプリとかそういうなんを取り入れてやっているところもあるようです。今後そのような計画があるのか、その点についてお伺いいたします。
93:
◯山口委員長 片山課長。
94:
◯片山学校教育課長 当然、有料になりますと、いろんな機能が付いて便利になるというのは我々も認識はしております。学校現場でありますとか、先生方の意見というのを聴取しながら導入に向けてはどういった方向がいいのかというのを、現場の声を聞きながら検討してまいりたいというふうに考えております。
95:
◯山口委員長 ほかに質疑ございませんか。
東本
委員。
96: ◯東本
委員 これ導入するときに聞いとったかもわかりませんが、もう一度確認のために。毎年新入生が入ってくるわけですね、1年生が。その方にはタブレット端末をお渡しすると、そういうふうになると思うんです。その1年生は中学3年生まで大体それを使うと。そしたら、中学3年生は卒業するときにはそれはまた返すということでいいんでしょうか。なかなか費用もかなり要るというふうに感じるんですが。
97:
◯山口委員長 片山課長。
98:
◯片山学校教育課長 小学校1年生入学のときのタブレットにつきましては、前の年の中学校3年生、卒業された方のタブレットが回っていくというふうにしております。
以上です。
99:
◯山口委員長 ほかに質疑ございませんか。
工藤
委員。
100:
◯工藤(潔)
委員 資料のその他のところで、部活動でTeamsを使い、三本松高校の教職員からオンラインで指導を受けたとありますが、どこの中学校のどの部がどんな指導を受けたのかという詳細を、分かる範囲でお聞かせ願いたいと思います。
101:
◯山口委員長 久武副主幹。
102: ◯久武副主幹 白鳥中学校の女子バスケットボール部で使用しました。使用の目的は、コロナ禍において対外活動が制限され、対外の学校との交流が制限されておりました。もともと合同練習をする予定でありましたが、違う方法を詮索していき、GIGAスクール構想であるタブレットを使った交流ができないかということで、こちらのほうから三本松高校のほうに提案をいたしました。三本松高校のほうがその提案を受けていただいたので行った次第であります。
以上です。
103:
◯山口委員長 工藤
委員。
104:
◯工藤(潔)
委員 大変いい取り組みとは思うんですけど、今後こういったオンラインでの指導等の取り組みを、ほかの中学校、ほかの部活動に広めていくような予定はあるのか、そこら辺りお伺いいたします。
105:
◯山口委員長 久武副主幹。
106: ◯久武副主幹 今後、この活動について、GIGAスクールの研修会であるとか校長会であり、そういう機会を使いまして提案させていただきたいと思います。この方法により、コロナ禍での活動ではありましたが、得てすれば、県外の遠くのところであったりとか、首都圏の講師とのつながりである指導であったりとか、多くの可能性を秘めた方法だと思っております。
以上です。
107:
◯山口委員長 ほかに質疑はありませんか。
大田
委員。
108: ◯大田
委員 1点だけ、今年度はICT支援員は1名ということですが、次年度に向けてもこの1名でいくのか、増員を考えているのか、現状で足りているのか、その辺りについてお伺いいたします。
109:
◯山口委員長 竹田教育長。
110:
◯竹田教育長 1番最良は各学校に1名ずつというのがいいというふうには思ってますけども、いろいろな事情もありますので、今1名のままで継続、それから各学校にICTの中心になる先生もいますので、その先生も活用しながらといいましょうか、協力いただきながら進めていきたいと考えています。
111:
◯山口委員長 ほかに質疑はありませんか。
宮脇
委員。
112:
◯宮脇委員 様々なお話をお聞きして、本当に熱心にこれからしっかりとこれが成功していったらいいなと思うんですけれども、校長先生も現場でおっしゃっていたように、その情報モラルというところで、今からやはりネット依存とか睡眠障害などの問題が起こりうる可能性があるということと、あとやはり紙の本を読んだ子のほうが読解力が付くとか、答えを考える力とか想像力というところ、本当の読書が減少してきてしまうという懸念もあるので、その辺りをもう是非、本市の学校教育は本当に先端を行って今が本当に大変だと思うんですけれども、やっぱりそこの学校は人を育てる現場でもありますんで、そのGIGAスクール構想とアナログ的な五感、先ほどの五感も使ってというので、是非うまくそれをやっていってほしいと思うんですけれども、読書とかの時間が減ってしまったりとかということはないんでしょうか。あと、これからの情報モラルに関して、保護者の方にまたどんどんと研修というか、お伝えをしていっていただきたいというところで、その今後の併用していく取り組み方、GIGAスクールとアナログ的な紙のものを大事にしていくというのを、やっぱり一国の興隆は教育の成功に始まって一国の衰退は教育の失敗に端を欲するとありますんで……。
113:
◯山口委員長 宮脇
委員、端的にお願いします。今の質疑では、読書のGIGAスクール構想をするために時間が減るのではないかという質疑と、GIGAスクールとアナログの共用という形でありました。これ以外に質疑がなければ、よろしいですか。
114:
◯宮脇委員 ないです。
115:
◯山口委員長 片山課長。
116:
◯片山学校教育課長 読書の時間がこのタブレットを導入したことによって減ってるんではないかということでございますけれども、そういったことはございません。今までやっていた読書活動につきましては継続してやっております。それから、これからの取り組みでございますけれども、今まであった学習スタイルというのは当然重要なものでございますので、その今までの学習スタイルとデジタルとをどういうふうに併用していくかいうのは検討が必要でありますので、そういったところを現場とも協議しながら、子どもたちがタブレットを有効に活用しながら、今までの学習スタイルも検証しながら、バランスの取れた教育を進めていきたいというふうには考えております。
117:
◯山口委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
118:
◯山口委員長 なければ、これにてGIGAスクール構想の進捗についての質疑を終結いたします。
以上で、閉会中の調査事件、GIGAスクール構想の進捗についての調査は終了いたしました。
委員の皆様は大変お疲れ様でした。また、市長はじめ執行部の方々におかれましては、心より厚く御礼申し上げます。
以上をもちまして
民生文教常任委員会を閉会いたします。
(午前11時39分 閉会)
会議の経過を記載し、その相違ないことを証するために署名する。
東かがわ市議会民生文教常任
委員長
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